ノートパソコンが充電できない、充電ランプがつかない、ACアダプターのランプが消えるといったときは、ケーブルの断線を疑うかもしれません。ただし、コンセントや差し込みのゆるみ、充電端子の不具合でも同じような症状になります。
まずは電源まわりを安全に確認し、次に充電状態や熱を見ます。焦げ臭さ、異常な発熱、ふくらみ、破損がある場合は、使用を止めてメーカーや修理窓口へ相談してください。
まず確認すること
- 壁のコンセントや電源タップに、ACアダプターが奥まで差し込まれているか確認する
- パソコン側の充電端子とプラグに、曲がり、ぐらつき、ほこり、変色がないか見る
- ケーブルが強く折れ曲がっている、被覆が破れている、芯線が見えている箇所がないか確認する
- ACアダプターやプラグが触れないほど熱い、焦げ臭い、異音がするときはすぐに抜く
- パソコンの充電ランプとバッテリー残量の表示を確認する
すぐわかる答え
ケーブルの見た目に問題がなくても、コンセント、接続部分、充電端子、ACアダプター本体の不具合はありえます。抜き差しで充電状態が変わる場合も、無理に使い続けず、接続部を中心に確認します。
考えられる原因
- 電源タップのスイッチ切れ、コンセント側の接触不良
- ACアダプターのプラグやパソコン側端子の差し込み不足
- ケーブル内部の断線、被覆の傷み、根元への負荷
- ACアダプター本体の故障や保護機能の作動
- 充電端子、バッテリー、パソコン本体側の不具合
対処法1: ACアダプターと充電ランプを確認する
充電ランプがつかないときは、パソコンだけでなくACアダプター側も確認します。ランプ付きのアダプターでは、壁に接続した時点で点灯する機種があります。
- パソコンからACアダプターを外します。
- 電源タップを使っている場合は、スイッチと差し込み口を確認します。
- 可能なら別の壁コンセントに直接つなぎます。
- アダプターのランプがある機種は、点灯するか確認します。
- パソコンへ奥まで差し込み、充電ランプとバッテリー残量の変化を見ます。
別のコンセントでもアダプターのランプが消える、または点灯しない場合は、アダプター側の故障も考えられます。
対処法2: ケーブルの状態と角度を確認する
断線は、ACアダプター本体の根元、パソコンへつなぐプラグの根元、折れ曲がりやすい部分で起こりやすくなります。
- 電源を抜いた状態で、ケーブル全体を目で確認します。
- 被覆の破れ、変形、変色、強い折れ跡がないか見ます。
- 接続したときにプラグが大きくぐらつかないか確認します。
- ケーブルを曲げたり押さえたりして充電を試すことは避けます。
角度によって充電ランプがついたり消えたりする場合は、断線または端子の接触不良が疑われます。発熱や火災につながるおそれがあるため、使用を中止してください。
対処法3: 熱とバッテリー残量の変化を見る
充電中は多少温かくなることがありますが、ノートパソコンのACアダプターが異常に熱い場合は注意が必要です。
- 充電をいったん止め、アダプターが冷めるまで待ちます。
- 冷めた後に、硬く平らで風通しのよい場所へ置きます。
- 再接続し、数分後に充電ランプとバッテリー残量が増えるか確認します。
短時間で強く熱くなる、においがする、バッテリーがふくらんでいる場合は再接続しないでください。
対処法4: パソコンを再起動して表示を確認する
充電自体はできていても、残量表示やランプ表示が一時的に正しく更新されないことがあります。
- ACアダプターを接続したまま、通常どおりパソコンを再起動します。
- 起動後、バッテリー残量の表示と充電ランプを確認します。
- 残量が少しずつ増えるなら、すぐに大きな操作はせず様子を見ます。
バッテリー設定の変更、ドライバーの削除、BIOSやファームウェアの更新は、原因がはっきりしない段階では行わないでください。業務用・学校用のパソコンでは、先に管理者やIT担当者へ確認します。
解決しない場合
別のコンセントでも充電できない、充電ランプが消える、端子がぐらつく、ケーブルが傷んでいる場合は、ACアダプターまたはパソコン本体の点検が必要です。純正またはメーカーが案内する適合品について、メーカーサポートや購入店へ相談してください。
バッテリーのふくらみ、液体をこぼした跡、焦げ臭さ、異常な熱、異音があるときは使用を止めます。パソコンが起動する場合は、可能な範囲で必要なデータをバックアップしてから相談すると安心です。
FAQ
ACアダプターが温かいだけなら使ってもよいですか?
少し温かい程度なら充電中に起こることがあります。ただし、触れ続けられないほど熱い、においがする、充電が不安定な場合は使用を止めてください。
別のACアダプターで試してもよいですか?
電圧、出力、端子形状がメーカー指定と一致するものだけを使います。不明なアダプターや無理に差し込む使い方は避けてください。