Windows 11で日本語入力中にMicrosoft IMEのプライベートモードが勝手にオンになり、変換候補やクラウド候補が表示されにくくなることがあります。特定のブラウザーやパスワード入力欄だけで起こる場合は、故障ではないこともあります。
まずは入力している場所とアプリを確認し、その後にIMEの設定を確認します。学習データの削除や言語設定の変更は、必要になるまで行いません。
まず確認すること
- タスクバーの入力表示が「あ」または「A」になっているか確認する
半角/全角キーで日本語入力に切り替え直す- メモ帳など別のアプリでもプライベートモードになるか試す
- パスワード欄、クレジットカード番号欄、ブラウザーのシークレット画面で入力していないか確認する
- 開いているアプリを閉じ、Windowsを再起動してからもう一度試す
すぐわかる答え
プライベートモードは、入力内容をIMEの学習やオンライン候補に使わないための状態です。パスワード欄やプライベートブラウズ中は、アプリ側の指定によって自動でオンになる場合があります。
考えられる原因
- ブラウザーのシークレットモードやInPrivateウィンドウを使用している
- 入力欄がパスワードや個人情報用として扱われている
- 特定のアプリがIMEにプライベート入力を指定している
- Microsoft IMEのプライベートモードが手動でオンになっている
- IMEの状態表示や設定が一時的に不安定になっている
対処法1: 入力している欄を変えて確認する
まず、プライベートモードが必要な入力欄ではないかを切り分けます。
- メモ帳を開きます。
- 日本語を数文字入力し、IMEの状態を確認します。
- 通常の検索欄やメール本文でも同じ状態になるか試します。
メモ帳ではオフなのに、特定のサイトやアプリだけでオンになる場合は、その入力欄の仕様である可能性が高いです。その欄では無理に解除しないほうが安全です。
対処法2: IMEのメニューで状態を確認する
手動でプライベートモードが有効になっていないか確認します。
- タスクバー右側の「あ」または「A」を右クリックします。
- 表示されるMicrosoft IMEのメニューで、プライベートモードに関する項目を確認します。
- オンになっていて切り替え可能なら、オフにして入力し直します。
項目が選べない、またはオフにしてもすぐ戻る場合は、入力中のアプリや入力欄が制御していることがあります。
対処法3: 通常のブラウザー画面で試す
ブラウザーのプライベートブラウズ機能では、IMEが学習やクラウド候補を控えることがあります。
- シークレットウィンドウやInPrivateウィンドウを閉じます。
- 通常のブラウザーウィンドウを開きます。
- 検索欄や本文入力欄で日本語変換を試します。
このときだけクラウド候補が表示されないなら、プライベートモードによる動作と考えられます。
対処法4: Microsoft IMEの設定を確認する
どのアプリでも同じ状態になる場合は、IME設定を確認します。
- 「設定」を開き、「時刻と言語」から日本語の言語オプションを開きます。
- Microsoft IMEのキーボード設定を表示します。
- プライバシー、学習、クラウド候補に関する項目が意図しない設定になっていないか確認します。
注意: 学習データやユーザー辞書の削除・リセットを行うと、これまでの変換の癖や登録語が失われることがあります。まずは設定の確認だけにとどめてください。
解決しない場合
メモ帳を含むすべてのアプリでプライベートモードが解除できない場合は、IME設定やWindowsの言語設定に問題があることがあります。会社・学校のPCでは管理者が入力やプライバシー設定を制御している場合もあるため、設定を初期化したり日本語を削除したりする前に管理者へ確認してください。個人PCでは、必要なユーザー辞書を控えたうえで、メーカーまたはMicrosoftのサポート窓口へ相談すると安心です。
FAQ
プライベートモードとは何ですか?
入力した語句をIMEの学習やオンラインの候補表示に使いにくくするためのモードです。個人情報を入力する欄などで有効になることがあります。
クラウド候補が表示されないのは故障ですか?
プライベートモード中は表示されないことがあります。通常のメモ帳や通常ブラウザーの入力欄でも表示されない場合に、IME設定を確認してください。