Windows 11でシステムの復元を実行しても失敗する、途中で止まる、または復元ポイントが表示されず復元できないことがあります。更新後の不具合や設定変更を元に戻したいときは、まず慌てず状態を確認しましょう。
ここでは、再起動や復元ポイントの確認など安全な方法から進め、必要な場合だけ回復画面を使う手順を案内します。
まず確認すること
- 作業中のファイルを保存し、PCを一度再起動する
- 表示されたエラー文やエラー番号があればメモする
- 復元したい日時より前の復元ポイントがあるか確認する
- ノートPCでは電源アダプターを接続してから実行する
すぐわかる答え
システムの復元は、以前に作成された復元ポイントがなければ実行できません。ポイントがある場合は別の日付を選ぶか、通常起動中に失敗するときは回復画面から試すと改善することがあります。
考えられる原因
- システム保護が無効で、復元ポイントが作成されていない
- 選んだ復元ポイント自体に問題がある
- Windowsの起動中に動いているソフトやセキュリティ機能が処理を妨げている
- システムドライブの空き容量が少ない
- Windowsの破損や起動状態の問題で復元処理を完了できない
対処法1: 復元ポイントと保護設定を確認する
まず、利用できる復元ポイントがあるか確認します。復元ポイントがない場合、過去の状態へ戻すことはできません。
- スタートメニューで「復元ポイントの作成」と検索して開きます。
- 「システムの保護」タブで、Windowsが入っているドライブの保護状態を確認します。
- 「システムの復元」を選び、一覧に目的の日付より前のポイントがあるか確認します。
- 複数ある場合は、問題が起きる直前より少し前の日付を選びます。
保護が無効だった場合に有効化しても、過去の復元ポイントは戻りません。今後に備える設定として有効にしてください。
対処法2: 別の復元ポイントで試す
特定の復元ポイントだけで失敗する場合があります。候補が複数あれば、別の日付を選んで試してください。
- 復元ポイントの一覧で、別の日付または種類のポイントを選びます。
- 「影響を受けるプログラムの検出」が表示される場合は、削除や変更の対象を確認します。
- 開いているアプリを終了し、必要なファイルを保存してから復元を開始します。
システムの復元では通常、個人ファイルは対象になりません。ただし、復元ポイント作成後に入れたアプリ、ドライバー、更新プログラムなどは削除または変更されることがあります。
対処法3: 回復画面からシステムの復元を実行する
Windowsを通常どおり起動した状態で失敗する場合は、回復画面から実行します。起動中のソフトが影響しにくくなります。
- 「設定」から「システム」→「回復」を開きます。
- 「今すぐ再起動」を選び、PCを回復画面で起動します。
- 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「システムの復元」を選びます。
- 画面の案内に従い、復元ポイントを選んで実行します。
注意:BitLockerを使用しているPCでは、回復キーの入力を求められることがあります。また、サインインにはPINではなくMicrosoftアカウントまたはローカルアカウントのパスワードが必要になる場合があります。
対処法4: 復元ポイントがない場合は別の回復方法を検討する
復元ポイントがない場合、システムの復元では元に戻せません。問題がWindows Update直後に起きたなら更新プログラムの削除、起動に問題があるなら回復画面の修復機能を検討します。
注意:「このPCをリセットする」やWindowsの再インストールは、アプリや設定が消える可能性があります。実行前に写真、文書、ブラウザーのデータなどを外部ストレージやクラウドへバックアップしてください。
解決しない場合
回復画面からも失敗する、Windowsが起動しない、復元後に同じエラーが繰り返される場合は、無理に何度も実行しないでください。大切なデータをバックアップしたうえで、PCメーカーのサポートや修理窓口へ相談するのが安全です。
会社・学校から貸与されたPCでは、管理者の設定で復元機能が制限されていることがあります。自分でリセットや再インストールを行わず、管理者に確認してください。
FAQ
復元ポイントがないのですが、後から作れますか?
これからのために作成できますが、過去の状態を復元するためのポイントは後から作れません。システム保護を有効にして、定期的に確認しましょう。
システムの復元で写真や文書は消えますか?
通常は個人ファイルを削除する機能ではありません。ただし、万一に備え、重要なファイルは復元前にもバックアップすることをおすすめします。