Outlookで「データファイルが破損しています」と表示されたり、受信トレイが開けなかったりして、修復ツールを実行しても直らないことがあります。特に.pstファイルが開けない場合は、ファイルの場所やバックアップの確認が重要です。
まずはメールサーバー側の状態やアカウントを確認し、その後に修復ツール、データファイルの扱いを確認します。ファイルを削除する操作は最後まで行わないでください。
まず確認すること
- インターネット接続が安定しているか確認する
- Outlookでアカウントのサインインエラーや送受信エラーが出ていないか確認する
- Web版Outlookで同じメールが見えるか確認する
- メールボックスの容量が上限に達していないか確認する
- Outlookと修復ツールを同時に起動していないか確認する
すぐわかる答え
修復できない原因は、Outlookがデータファイルを使用中であること、.pstファイルの保存場所や空き容量の問題、またはサーバーと同期する.ostファイルを修復対象にしていることが多いです。
考えられる原因
- Outlookが完全に終了しておらず、ファイルが使用中になっている
- .pstファイルがOneDrive、外付けドライブ、ネットワーク上に置かれている
- パソコンの空き容量が少なく、修復用の一時ファイルを作れない
- 破損が大きく、受信トレイ修復ツールを複数回実行する必要がある
- .ostファイルの問題であり、.pstファイルと同じ方法では直らない
対処法1: Outlookを完全に終了して状態を確認する
修復中にOutlookが起動していると、データファイルを修復できません。
- Outlookを閉じる
- 数分待ってから、もう一度Outlookが起動していないことを確認する
- パソコンを再起動する
- 再起動後はOutlookを開かずに、修復ツールを実行する
Web版Outlookでメールが見える場合、メール自体はサーバーに残っており、パソコン側の同期ファイルだけに問題がある可能性があります。
対処法2: データファイルの種類と保存場所を確認する
Outlookの「ファイル」から「アカウント設定」を開き、「データファイル」で対象のファイル名と場所を確認します。
.pst:パソコンに保存する個人用データファイル.ost:Microsoft 365、Exchange、IMAPなどのメールを同期するキャッシュファイル
.pstファイルはOneDriveの同期フォルダー、USBメモリー、外付けドライブ、社内共有フォルダーに置かないほうが安全です。同期中や接続切れで破損することがあります。まずコピーを作ってから、ローカルのフォルダーへ移すかは管理者に相談してください。
対処法3: 受信トレイ修復ツールをもう一度実行する
受信トレイ修復ツール(SCANPST.EXE)は、1回で修復が終わらないことがあります。
- Windowsの検索で
SCANPST.EXEを探して起動する - 対象の.pstファイルを指定する
- 修復前にバックアップを作成する項目にチェックを入れる
- 修復を実行し、完了後もエラーが出る場合は再度実行する
修復後にOutlookを開いたら、受信トレイ、送信済みアイテム、連絡先が表示されるかを確認します。メールの送受信や添付ファイルの送信も、少量で試してください。
対処法4: .ostファイルは再作成を検討する
.ostファイルはサーバー上のメールを保存した同期用ファイルです。Web版Outlookでメールが確認できるなら、.ostファイルを再作成して直る場合があります。
注意:職場・学校のアカウントでは、保存期間や同期対象が組織の設定で制限されていることがあります。勝手にアカウント削除やプロファイル削除をせず、先に管理者へ確認してください。
個人利用でも、ローカルにしかないメールや予定表がないか確認してから作業します。.ostファイルの削除ではなく、まず名前を変更して退避すると戻しやすくなります。
解決しない場合
.pstファイルを何度修復しても開けない、修復後にすぐエラーが戻る、重要なメールや連絡先が見当たらない場合は、それ以上の操作を止めてください。元の.pstファイルと作成されたバックアップを別の場所へコピーして保管します。
職場・学校のパソコンは管理者や社内サポートへ相談してください。個人利用でバックアップがない場合は、パソコンメーカーやデータ復旧サービスへの相談も検討します。
FAQ
.pstと.ostのどちらを修復すればよいですか?
Outlookのデータファイル一覧で拡張子を確認します。.pstは修復ツールの対象です。.ostはWeb版でメールが確認できるなら、再同期で直ることがあります。
修復ツールを実行しても「修復できません」と表示されます
Outlookを終了して再起動後に再試行し、保存先と空き容量を確認します。それでも直らない場合は、元ファイルを残してバックアップからの復元を検討してください。