Windows 11でIPアドレスを固定した直後から、Wi-Fiには接続しているのにインターネットが使えないことがあります。Webページが開かない、タスクバーに「インターネットなし」と表示される場合は、固定値の入力内容を確認します。
まずはWi-Fiの状態や再起動など安全な確認から始め、次にIPアドレス、既定のゲートウェイ、DNS設定を見直します。会社や学校のPCでは、設定を変える前に管理者へ確認してください。
まず確認すること
- 機内モードがオフで、Wi-Fiがオンになっているか確認する
- Wi-Fiルーターの近くで接続し直し、別の端末では通信できるか確認する
- PCとWi-Fiルーターを再起動する
- 固定IPに変更する前はインターネットにつながっていたか確認する
すぐわかる答え
固定IPでつながらない原因は、IPアドレスの重複、サブネットマスクや既定のゲートウェイの入力違い、DNSサーバーの指定漏れが多くを占めます。いったん自動取得に戻して通信できるか確かめると、固定設定が原因か判断しやすくなります。
考えられる原因
- 同じIPアドレスを別の機器が使用している
- IPアドレスとサブネットマスクの組み合わせがルーターと合っていない
- 既定のゲートウェイにルーターのIPアドレスを入力していない
- DNSサーバーの値が間違っている、または未入力になっている
- ルーター側で指定したIPアドレスの利用が許可されていない
対処法1: Wi-Fi接続をいったん切り替える
固定IPの内容を確認する前に、Wi-Fiアダプターやルーターの一時的な不調を切り分けます。
- タスクバーのネットワークアイコンからWi-Fiをオフにします。
- 10秒ほど待ってからWi-Fiをオンにし、同じネットワークへ接続します。
- 改善しない場合はPCを再起動します。
- ほかの端末もつながらない場合は、Wi-Fiルーターの再起動を試します。
対処法2: いったんIPアドレスを自動取得に戻す
自動取得で通信できれば、Wi-Fi機器そのものではなく固定IP設定を見直す必要があります。
- 「設定」 থেকে「ネットワークとインターネット」を開きます。
- 「Wi-Fi」を選び、接続中のネットワークのプロパティを開きます。
- 「IP 割り当て」の編集で「自動(DHCP)」を選び、保存します。
- Wi-Fiを接続し直し、Webページを開けるか確認します。
自動取得でもつながらない場合は、ルーターや回線側の問題の可能性があります。
対処法3: 固定IPの4項目を確認する
固定へ戻すときは、IPアドレスだけでなく関連する値もセットで確認します。以前に自動取得で表示された値や、ネットワーク管理者から指定された値を使ってください。
- 「IP 割り当て」を編集し、「手動」でIPv4をオンにします。
- IPアドレスは、同じネットワーク内でほかの機器と重複しない値を入力します。
- サブネットマスクは、ルーターや管理者から案内された値と一致させます。
- 既定のゲートウェイには、通常はWi-FiルーターのIPアドレスを入力します。
- DNS設定も指定します。不明な場合は、ルーターや管理者が案内したDNSサーバーを確認します。
数字を1つでも誤ると、Wi-Fi接続済みでも外部のサイトへ通信できなくなります。
対処法4: IPアドレスの重複とルーター設定を確認する
自宅で複数のPC、スマートフォン、ゲーム機などを使っていると、固定したIPアドレスがほかの機器と重複することがあります。
- 固定IPの末尾の数字を、利用中の機器と重ならない番号に変更します。
- ルーターの管理画面で、DHCPの配布範囲と重なっていないか確認します。
- 可能であれば、ルーター側のDHCP予約機能でPCのIPアドレスを固定します。
DHCP予約はPC側で手入力するより管理しやすいことがありますが、ルーターの設定変更に不安がある場合は無理に行わないでください。
解決しない場合
自動取得ではつながるのに固定IPだけ使えない場合は、必要なIPアドレス、ゲートウェイ、DNSの値をネットワーク管理者へ確認してください。会社や学校のPCでは、利用できるIPアドレスやDNSが制限されていることがあります。
ネットワークのリセットは、保存済みWi-Fiや各種ネットワーク設定が消えるため、最後の手段です。実行前に必要なWi-Fiパスワードを控え、管理対象PCでは管理者の指示を受けてください。
FAQ
Wi-Fiマークはついているのに「インターネットなし」と表示されます
Wi-Fiルーターまでは接続できていますが、ゲートウェイやDNS設定が正しくない可能性があります。まず自動取得に戻して通信できるか確認してください。
DNSだけ自動取得のままでもよいですか?
ネットワークのルールによります。自宅では自動取得で使えることもありますが、固定値を指定された環境では、案内されたDNSサーバーを入力してください。