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Windows 11でIPアドレスを固定できないときの確認手順

Windows 11で固定IPを保存できない、設定後に通信できない場合に、接続状態、入力内容、ルーター側の重複を順番に確認する手順です。

対象環境: Windows 11、Wi-Fi接続、有線LAN接続、家庭用・社内ネットワーク 最終更新: 2026年8月5日 難易度: ふつう リスク: 中

Windows 11でIPアドレスを固定しようとしても保存できない、または設定後にインターネットや社内ネットワークにつながらないことがあります。有線LANでもWi-Fiでも、入力した値や接続先の状態が原因になる場合があります。

まずは接続を切り替えるだけの確認から行い、次にIPアドレス・ゲートウェイ・DNSの入力内容を確認します。設定のリセットや管理者への相談が必要な操作は最後に進めます。

まず確認すること

  • Wi-Fiがオンで、機内モードがオフになっているか確認します。
  • 有線LANの場合は、LANケーブルを差し直し、別のポートでも試します。
  • Wi-Fiの場合は、一度切断してから同じネットワークへ接続し直します。
  • PCとルーターを再起動し、固定前の自動取得では接続できるか確認します。

すぐわかる答え

固定IPが使えないときは、同じIPアドレスをほかの機器が使っているか、サブネットマスク・ゲートウェイ・DNSの値が接続先と合っていないことが多いです。まず自動取得時の情報を確認してから入力すると間違いを減らせます。

考えられる原因

  • 入力したIPアドレスがルーターの配布範囲や他機器のIPと重複している
  • サブネットマスク、既定のゲートウェイ、DNSサーバーの入力漏れや入力間違い
  • Wi-Fiと有線LANで、別のネットワークの設定値を使っている
  • 会社や学校のネットワークで固定IPが制限されている
  • ネットワークアダプターの一時的な不具合

対処法1: 自動取得で接続できるか確認する

固定設定そのものの問題か、回線やルーター側の問題かを切り分けます。

  1. 「設定」から「ネットワークとインターネット」を開きます。
  2. 利用中の「Wi-Fi」または「イーサネット」を開きます。
  3. 「IP 割り当て」の編集画面で、自動取得に戻します。
  4. 接続できるか確認し、表示されるIPアドレス、サブネットマスク、既定のゲートウェイを控えます。

自動取得でも接続できない場合は、固定IPの設定ではなく、Wi-Fi、有線LAN、ルーターなどの接続状態を先に確認してください。

対処法2: 固定する値を見直す

Windows 11のIPアドレス設定では、IPアドレスだけでなく接続先に合う情報をそろえて入力する必要があります。

  1. 「IP 割り当て」の編集で「手動」を選び、IPv4をオンにします。
  2. IPアドレスは、自動取得時と同じネットワーク帯の未使用アドレスを入力します。
  3. サブネットマスクは、自動取得時に使われていた値と合わせます。
  4. 既定のゲートウェイには、通常はルーターのIPアドレスを入力します。
  5. 優先DNSには、ルーターから案内されたDNSサーバー、または利用中の回線で指定された値を入力します。

たとえばIPアドレスだけを変更して、ゲートウェイやDNSを空欄にすると、保存できても通信できないことがあります。

対処法3: IPアドレスの重複を避ける

同じネットワーク内に同じIPアドレスの機器があると、接続が不安定になったり通信できなくなったりします。

  1. 家族のPC、スマートフォン、ゲーム機、プリンターなどで同じ番号を使っていないか確認します。
  2. ルーターのDHCP配布範囲が分かる場合は、その範囲外で未使用のIPアドレスを選びます。
  3. ルーターでIPアドレス予約ができる場合は、PC側で固定入力する代わりに予約を使う方法もあります。

ルーターの設定を変更する場合は、現在つながっている機器へ影響することがあるため、設定内容が不明なら変更しないでください。

対処法4: アダプターとネットワーク設定を確認する

入力内容に問題がなさそうでも保存や通信がうまくいかない場合は、ネットワークアダプターをいったん切り替えます。

  1. Wi-Fiはオフ・オン、有線LANはケーブルの抜き差しを行います。
  2. PCを再起動してから、もう一度固定IPを設定します。
  3. 改善しない場合は、「ネットワークの詳細設定」から利用中のアダプターが無効になっていないか確認します。

注意: ネットワークのリセットを行うと、保存済みのWi-Fi情報やアダプター設定が消えることがあります。最後の手段として、必要なWi-Fiパスワードを確認してから実行してください。

解決しない場合

会社・学校のPCや社内ネットワークでは、固定IPの利用が管理者によって制限されていることがあります。勝手にネットワークのリセット、ドライバー削除、ルーター設定の変更は行わず、管理者や社内のサポート窓口へ確認してください。

自宅の回線で自動取得はできるのに固定IPだけ失敗する場合は、ルーターのDHCP範囲やIPアドレス予約を確認します。ルーターの設定画面に入れない場合は、回線事業者またはルーターのメーカーサポートへ相談してください。

FAQ

有線LANだけ固定IPにできません

Wi-Fi用の設定値を有線LANへそのまま使うと接続できないことがあります。有線接続を自動取得にして、実際に割り当てられたゲートウェイとサブネットマスクを確認してから設定してください。

固定IPを設定した後、インターネットだけ開けません

DNSサーバーまたは既定のゲートウェイの入力間違いが疑われます。まず自動取得に戻して接続を確認し、正常時の値を基準に入力し直してください。